【M-1グランプリ2020を見て】私は芸人さんが大好きだ。想いを書き殴ったら長文すぎた。

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今年もこの時期がきた。

M-1グランプリ2020。お笑いファンとしては、1年を締めくくるお祭りのような大会。自分が出るわけでもないのに、なんだか朝からソワソワウキウキする。

子供がいる私はしばらくM-1グランプリをまともに観ることができなかった。子供の声でネタはかき消されるし、寝かしつけの時間があるので最後まで観れなかったりと、毎年もどかしい思いをしてきた。

子供が大きくなり、ようやく自分の時間を静かに過ごしてくれるようになったため今年は敗者復活戦も最初から最後まで観ることができた。視聴者投票にも参加できた。お笑いファンとしてこんなに嬉しいことはない。

昨年のM-1グランプリで初めてぺこぱを見て、ぺこぱの大ファンになったおかげで今年はとても楽しかった。かなりミーハーだと思う。でも芸人さんはみんな好きだ。

敗者復活でぺこぱが絶対決勝に上がってくると思っていたので(視聴者投票だから今年の人気が有利になると思ったし)、最初からそのつもりで観ていたが、他の芸人さん達もみんな輝いていて選べなくなった。

…というか、あの寒い中薄着で舞台に立つ芸人さんは皆最強にかっこいい。

母親になって幼稚園のイベントだとか役員などで人前に立つことの難しさをより一層実感してからは、舞台に立ち自分たちがおもしろいと思って考えてきたネタをまったく笑ってもらえなかったりつまんないと評されるかもしれない莫大なプレッシャーの中であの声量あの熱量で全国ネットでお届けするというとんでもなくメンタルの強さを試される戦いに挑むお笑い芸人さんという名の戦士たちがほんとに神にしか見えなくて、大好きを越えて尊敬するようになった。

よく写真撮影で「笑ってください」とか言われることがあるけど、おもしろくもないのに笑えるか!ってなる。だけど芸人さんは「笑ってください」なんて言わないのに笑いを起こさせる。

めっちゃかっこよくないですか?

どんなに気持ちが沈んでても、死にたくなってても、面白ければ笑ってしまうし、笑顔って人間にとって健康面にもいい影響があるじゃないですか。爆笑してる間は辛いことも忘れてるんですよ。

そんなんできるの芸人さんしかいないし、人間の一番いい表情ってやっぱ笑顔じゃないですか。それ引き出せるお仕事って、すごく素敵ですよね。

…話がだいぶ逸れましたけど、敗者復活戦で一番印象に残ってるのは推しのぺこぱじゃなくてインディアンスでした。

からし蓮根さんと学天即さんも好きなネタだったんですけど、昨年ダウンタウンの松ちゃんに「人間味を感じない」と言われていたインディアンスさんが今年どんな感じになるのかと気になってましたがいい意味で変わってませんでした。

昨年見た時は確かに私もロボットのようにボケを連射しているなぁという印象だったんですけど、今年の田渕さんは一人ボケ無双状態はいつも通りでもそこに相方を楽しませよう漫才を楽しもうという心だったり自信のようなものがみなぎっていてそれがすごく伝わってきたので置いてきぼりにならなかったんです。

言葉であらわすと、「一緒に楽しもう?♪」みたいな。

このボケどうですか!おもしろいでしょ!見てくださいまだありますよ!という漫才から、この明るさでお客さんも明るくできたらいいな〜の漫才に変わったというか。

自然と笑顔にしてもらえるようなまさに人柄を感じるコンビになってたのがびっくりしました。インディアンスさんはYouTubeのチャンネル登録はしてるけどテレビで見かけたのはしくじり先生ぐらいで、普段そのYouTubeもほとんど観てなかったのでかなりフラットな状態で見ていたと思います。

でも、今日でかなり大好きになりましたね。

近所にあんな明るく楽しいおっちゃんいたら楽しいやろな〜とか一家に一人田渕さん欲しいな〜とか、きむさんは田渕さん大好きなんだろな〜とかそんな風に思いながらホッコリさせてもらいました。インディアンスはネタおもしろいおもしろくない関係なしに人を幸せにすると思います。

敗者復活で上がって、チャンス掴んで一発目で出てきた時のあの勢いはすごかった。やってやるー!感がめっちゃ伝わってきて鳥肌立ちました。

敗退した時のひとボケも、最後に可愛らしくまとめて2人でニコニコ去っていくところも、すべてがパーフェクト。好感度爆上がりしたのできっとこれからお仕事増えてくれると思います。祈ってます。YouTubeチャンネルも、せっかく登録してたのでこれからはちゃんと観ようと思う。

そして決勝戦に出てた中でオズワルドとマヂラブさんの話だけさせてもらいたいんですけどいいですか?(ほんとは1組ずつ感想書きたいんだけど死ぬほど長くなりそうなので)

あれっ??オズワルドって…こんな雰囲気でしたっけ?私、昨年オズワルド見た時「なんじゃないこのスカしたお洒落気取った漫才は」と思って好きになれなかった記憶があるんですけど、今年のオズワルドさんキャラ変したんかってぐらい面白くて終始笑っちゃってました。

もしかしてこういうネタも元々できた方達なんですかね?!めっちゃいいじゃないですか!!全然スカしてないじゃん!

個人的に、今年のM-1出場者の中で一番ツッコミがうまかった(おもしろかった)と思います。ツッコミの人…名前知らなくて申し訳ないんですけど、なんか独特の発声の仕方するんですよね。そこでその声出す?みたいな。間も絶妙だし。

お洒落な部分は確かに変わってないんですけど、なにかが吹っ切れたような漫才に変わってて、あの名前のくだりだけであそこまで引き伸ばして笑いを生むってセンスが天才だなーと思っちゃったんですけど、上位3組に入れなくてほんとに残念でした。次のネタも見たかった。

そしてマヂカルラブリー
野田くんは、まだ二十歳ぐらいの美少年だった頃から魔法のiらんどっていうサイトで日記書いてたのをずっと見ていて、その頃から「本当にこの人は天才だ(なんでこんなおもしろい文書けるん?)」と思いつつピン芸人時代の独特の空気感に注目していたのですが

まさかあのほっそい体した男の子がR-1とM-1で優勝することになるなんて、あの時代の誰が想像したでしょう。まぁ本人が一番びっくりしてると思うが。

R-1はわかるけど、M-1グランプリという漫才で勝負する場ではマヂラブの世界観は絶対に向かないと思っていた。…っていうかどう考えても無理だ。うん、無理。

受け入れられる層、伝わる層が限定されすぎるしそもそも普通のしゃべくり漫才できないでしょ?!(失礼)なんでどうやって決勝上がってきたの?!と思っていた。

そしたら案の定、あれだ。

まったくブレてない。昔から変わらない野田くんの紹介から始まるマヂラブワールド。ここはM-1グランプリ2020最終決戦の舞台だ。

床に転がる野田くん。
穏やかで優しい高音ボイスの村上さんのつっこみは、不思議と野田くんの邪魔をしない。世界観を壊さない。むしろ余計にそのほわほわした見た目と声で謎の世界に連れてかれる感じがする。とても心地が良いし、ひとフレーズひとフレーズが野田くんのボケを引き立てる。

気づいたら野田くんはほぼ喋らないままに漫才(?)が終わっていた。

だけど笑いすぎて涙を溢してる自分がいた。
おもしろすぎた。

審査員がこれをどう見るのかわからなかったけど、結構ウケてたのでもしかしたらイケるかもと思った。なによりあのえみちゃんが温かい表情で見守ってくれていたので満足だ。
結果的に優勝してふたりがほんとに感激してなんとも言えなくなっている表情を見た時、私もまた別の涙が溢れそうになってしまった。

人生をかけてもの凄い重さと不安を乗り越えて人を笑わせてくれるお笑い芸人さんという仕事はとても尊い

普段テレビの前で簡単に「このネタはおもしろくない」「つまんない」だとか言ってるけど、じゃー自分ができるのかと言ったら絶対にできないし、自分の子供が芸人になりたいと言ったらもちろん止めるけど、嬉しくもある。こんな大変な仕事に興味を持ったということに、まず感動するだろう。

強くなければできない。

今年は敗者復活からの約6時間をぶっ通しで楽しませてもらって、改めてお笑いっていいなと感じることができました。誰もこのブログを見てる芸人さんはいないだろうけど、ありがとうと伝えたいです。ありがとう。

来年のマヂカルラブリーさんの活躍と、M-1グランプリ2021も今から楽しみにしています。

あー楽しかった!

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